脳卒中はどんな病気?
脳卒中は、脳に血液が流れなくなることによって脳の神経細胞が壊死する病気全般を示す言葉です。
脳は、多くの栄養と酸素を必要とする器官で、その原因によって、「脳梗塞」「脳出血」などに分類されています。
つまり、脳血管の障害に伴い、脳が障害されることで、障害の場所に応じた症状(心身機能・高次脳機能)を呈することだという事です。
これらの理解が深まると脳卒中という病気が理解できます。
昔のyukana
いやいや、そんな簡単に言われても情報量が多すぎて理解できないよ…
yukana
確かに何も知らないと難しく感じるよね。確かに患者さんによって症状は様々だけど、理解を深めるのには、手順さえ守れば殆どの症状を予測することが出来るし、意外と難しくないんだよ。今回はその手順に合わせてイチから説明させてもらうね!
まずは概要から簡単に説明していくよ!
脳梗塞とは?
脳の血管が何らかの原因で詰まり、血流が途絶え、その先の脳細胞が機能しにくくなる病気です。
血管の詰まり方によって、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の3つがあります。
脳出血とは?
脳出血とは何らかの原因により脳の血管が破れてしまい、脳の中に出血を起こす病気。血管から溢れた血液は血腫という血の塊を作り、その血腫が脳に直接ダメージを与えたり、また血腫が大きくなることや脳のむくみ(浮腫)により頭蓋骨内の圧が高まり、正常な脳を圧迫する事で脳の機能に様々な障害が生じる。ちなみに、脳の表面にあるくも膜の内側に出血し、外から脳実質(本体)を圧迫してしまう事ものをくも膜下出血といいます。
概要はこれくらいにして、少しずつ踏み込んでいきましょう!
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